D-Link DWR-M960におけるスタックベースバッファオーバーフローの脆弱性 (CVE-2026-2929)

February 22, 2026 ·

概要

D-Link DWR-M960のファームウェアバージョン1.01.07において、スタックベースバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2026-2929)が確認されました。この脆弱性は、Wireless Access Control Endpointコンポーネント内の/boafrm/formWlAcファイルにあるsub_453140関数が、submit-url引数の処理を誤ることに起因します。リモートからの攻撃が可能であり、深刻度は「HIGH」(CVSSスコア9.0)と評価されています。

影響範囲

  • D-Link DWR-M960 ファームウェアバージョン 1.01.07

想定される影響

本脆弱性が悪用された場合、攻撃者は遠隔から任意のコードを実行する可能性があります。これにより、デバイスの制御を奪われたり、不正な操作が行われたりする危険性があります。

攻撃成立条件・悪用状況

リモートからの攻撃が可能です。本脆弱性に対するエクスプロイトコードは既に公開されており、悪用される危険性が高いと報告されています。

推奨対策

今すぐできる対策(優先度:高)

  • ファームウェアのアップデート: D-Linkから提供される最新のファームウェアに速やかにアップデートしてください。ベンダーからの公式情報を確認し、指示に従ってください。
  • 不要な機能の無効化: Wireless Access Control Endpoint機能が不要な場合は、無効化を検討してください。
  • ネットワークセグメンテーション: DWR-M960デバイスを信頼できないネットワークから隔離し、アクセスを制限することを検討してください。
  • ログ監視の強化: 不審なアクセスや異常な動作がないか、デバイスのログを定期的に監視してください。

中長期的な対策

  • セキュリティポリシーの見直し: ネットワークデバイスのセキュリティパッチ適用プロセスや設定ガイドラインを定期的に見直し、強化してください。
  • セキュリティ教育: IT担当者に対し、最新の脆弱性情報や対策に関する継続的な教育を実施してください。

一時的な緩和策

本脆弱性に対する直接的な一時緩和策は限られますが、デバイスへの外部からのアクセスをファイアウォールで制限することや、VPN経由でのみ管理画面にアクセスさせるなどの対策が考えられます。ただし、これらは根本的な解決にはなりません。

確認方法

ご使用のD-Link DWR-M960のファームウェアバージョンが1.01.07であることを確認してください。デバイスの管理画面からバージョン情報を確認できる場合があります。

参考情報