CVE-2026-27128: Craft CMSにおけるトークンサービスでのレースコンディションの脆弱性について

February 24, 2026 ·

概要

コンテンツ管理システム(CMS)であるCraft CMSのバージョン4.5.0-RC1から4.16.18、および5.0.0-RC1から5.8.22において、トークン検証サービスにTime-of-Check-Time-of-Use (TOCTOU) レースコンディションの脆弱性(CVE-2026-27128)が報告されています。この脆弱性は、使用回数が明示的に制限されているトークン(例えば、1回限りのなりすましトークンなど)が、その制限を超えて複数回使用される可能性を指摘しています。

具体的には、トークンの使用回数を読み取り、制限内であるかを確認し、その後データベースを更新する一連の操作がアトミックではないため、攻撃者が並行してリクエストを送信することで、データベースの更新が完了する前に同じトークンを複数回使用できる可能性があります。

影響範囲

  • Craft CMS バージョン 4.5.0-RC1 から 4.16.18
  • Craft CMS バージョン 5.0.0-RC1 から 5.8.22

想定される影響

この脆弱性が悪用された場合、本来1回限りであるべきなりすましトークンなどが、複数回利用される可能性があります。これにより、攻撃者がより高い権限を持つユーザーのなりすましトークンを入手していた場合、その権限を意図された回数以上に利用し、システムへの不正アクセスや権限昇格につながる恐れがあります。

攻撃成立条件・悪用状況

攻撃が成立するためには、以下の条件を満たす必要があると報告されています。

  • 攻撃者は、有効期限内の有効なユーザーアカウントなりすましURL(トークン付き)を何らかの手段で事前に取得している必要があります。
  • 攻撃者は、システムに設定されているレート制限ルールを回避しながら、並行リクエストを送信してレースコンディションを悪用する必要があります。
  • 権限昇格につながる場合、取得したなりすましURLには、現在のユーザーよりも高い権限を持つアカウントのトークンが含まれている必要があります。

現時点では、この脆弱性の具体的な悪用状況については不明です。

推奨対策

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、修正済みのバージョンへアップデートすることです。

  • 今すぐできる対策(最優先)
    • Craft CMS を以下の修正済みバージョンにアップデートしてください。
      • Craft CMS バージョン 4.16.19
      • Craft CMS バージョン 5.8.23

一時的な緩和策

現時点では、具体的な一時的な緩和策は報告されていません。可能な限り速やかに修正済みバージョンへのアップデートを検討してください。

確認方法

ご自身のCraft CMSのバージョンを確認し、影響を受けるバージョンに該当するかどうかを確認してください。バージョン情報は通常、管理画面や設定ファイルなどで確認できます。

参考情報