CVE-2026-27126:Craft CMSにおける格納型XSSの脆弱性について

February 24, 2026 ·

概要

Craft CMSの特定のバージョンにおいて、格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2026-27126)が報告されました。

この脆弱性は、editableTable.twigコンポーネントで「HTML」カラムタイプを使用する際に、入力値のサニタイズが不十分であることに起因します。

結果として、攻撃者は悪意のあるJavaScriptコードをデータベースに保存し、他のユーザーがそのコードを含むページを閲覧した際に、ブラウザ上で任意のスクリプトを実行させる可能性があります。

影響範囲

  • Craft CMS バージョン 4.5.0-RC1 から 4.16.18
  • Craft CMS バージョン 5.0.0-RC1 から 5.8.22

この脆弱性は、バージョン 4.16.19 および 5.8.23 で修正されています。

想定される影響

攻撃が成功した場合、攻撃者は閲覧者のブラウザ上で任意のJavaScriptコードを実行できる可能性があります。

これにより、セッションハイジャック、情報の窃取(Cookieなど)、ウェブサイトの改ざん、フィッシング攻撃への悪用など、様々なセキュリティ上の脅威が発生する恐れがあります。

攻撃成立条件・悪用状況

この脆弱性を悪用するには、以下の条件が満たされる必要があると報告されています。

  • 攻撃者が管理者アカウントを保有していること。
  • 本番環境において、Craft CMSのセキュリティ推奨事項に反してallowAdminChanges設定が有効になっていること。

現在のところ、この脆弱性が実際に悪用されたという情報は確認されていません。

推奨対策

最優先で実施すべき対策

  • Craft CMSのアップデート: 脆弱性が修正されたバージョン 4.16.19 または 5.8.23 以降へ速やかにアップデートしてください。

中長期的な対策

  • セキュリティ設定の確認: 本番環境において、allowAdminChanges設定が無効になっていることを確認してください。これはCraft CMSのセキュリティ推奨事項であり、管理者による変更を制限することで、本脆弱性のようなリスクを軽減できます。

一時的な緩和策

allowAdminChanges設定を無効にすることで、本脆弱性の悪用条件の一つが満たされなくなるため、一時的な緩和策として機能する可能性があります。ただし、根本的な解決にはアップデートが必要です。

確認方法

現在利用しているCraft CMSのバージョンを確認し、影響を受けるバージョンに該当しないかを確認してください。

バージョンが4.16.19または5.8.23以降であれば、この脆弱性に対しては修正済みです。

参考情報