Acronis Cyber ProtectにおけるDLLハイジャックの脆弱性(CVE-2026-28711)に関する注意喚起

March 6, 2026 ·

概要

CVE-2026-28711は、Acronis Cyber Protect製品に存在するDLLハイジャックの脆弱性です。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はローカル環境で権限を昇格させる可能性があります。本脆弱性の重要度は、CVSSスコア6.3(MEDIUM)と評価されています。

影響範囲

本脆弱性の影響を受けるのは、以下の製品およびバージョンです。

  • Acronis Cyber Protect 17 (Windows版) のビルド41186より前のバージョン

ご自身の環境で対象製品をご利用の場合は、バージョンおよびビルド番号をご確認ください。

想定される影響

本脆弱性が悪用された場合、攻撃者は既にシステムへのローカルアクセス権を持っている状況で、より高い権限で任意のコードを実行できるようになる可能性があります。これにより、システムへの不正な変更や機密情報の窃取など、深刻な被害につながるリスクが考えられます。

攻撃成立条件・悪用状況

DLLハイジャックは、特定のDLLファイルが正規のアプリケーションによって誤って読み込まれる状況を利用する攻撃手法です。本脆弱性の場合、攻撃者はローカル環境で特定の条件を満たすことで、権限昇格を達成する可能性があります。現時点では、本脆弱性の悪用状況に関する具体的な情報は公開されていません。

推奨対策

今すぐできる対策(優先度:高)

  • 製品のアップデート適用: Acronis社から提供されている修正プログラムを速やかに適用してください。具体的には、Acronis Cyber Protect 17 (Windows版) をビルド41186以降のバージョンにアップデートすることが推奨されます。

中長期的な対策

  • ソフトウェアの定期的な更新: 使用しているすべてのソフトウェアについて、ベンダーが提供するセキュリティアップデートやパッチを定期的に適用する運用を徹底してください。
  • エンドポイントセキュリティの強化: 不審なファイルの実行を検知・ブロックできるエンドポイントセキュリティソリューションの導入や設定強化を検討してください。
  • 最小権限の原則の徹底: ユーザーやアプリケーションには、業務遂行に必要な最小限の権限のみを付与する「最小権限の原則」を徹底してください。

一時的な緩和策

現時点では、ベンダーから具体的な一時的な緩和策は提示されていません。最も効果的な対策は、速やかに製品を最新バージョンにアップデートすることです。

確認方法

ご自身のAcronis Cyber Protectのバージョンおよびビルド番号は、製品の「ヘルプ」メニューや「バージョン情報」セクションから確認できる場合があります。詳細な確認方法については、Acronis社の公式ドキュメントをご参照ください。

参考情報