概要
Adobe Commerceの複数バージョンにおいて、サーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性(CVE-2026-21294)が報告されました。この脆弱性は、CWE-918として分類されています。公開日は2026年3月11日とされています。
影響範囲
以下のAdobe Commerceのバージョンが本脆弱性の影響を受けると報告されています。
- Adobe Commerce 2.4.9-alpha3
- Adobe Commerce 2.4.8-p3
- Adobe Commerce 2.4.7-p8
- Adobe Commerce 2.4.6-p13
- Adobe Commerce 2.4.5-p15
- Adobe Commerce 2.4.4-p16
- およびこれら以前のバージョン
想定される影響
本脆弱性が悪用された場合、特権を持つ攻撃者によってサーバーサイドのリクエストが操作され、セキュリティ機能が迂回される可能性があります。これにより、本来アクセスが制限されている内部リソースへのアクセスや、他のシステムへの不正なリクエスト送信など、様々なセキュリティ上の問題が発生する恐れがあります。
攻撃成立条件・悪用状況
この脆弱性の悪用には、高い権限を持つ攻撃者が必要とされています。ユーザーによる操作は不要であり、攻撃者は特定の条件を満たすことで、この脆弱性を悪用できる可能性があります。現時点では、本脆弱性の積極的な悪用状況に関する具体的な情報は報告されていません。
推奨対策
今すぐできる対策(優先度:高)
- パッチの適用: Adobe社から提供されるセキュリティパッチを速やかに適用してください。影響を受けるバージョンを使用している場合は、最新の修正バージョンへのアップデートが最も効果的な対策となります。
中長期的な対策
- システム監視の強化: Adobe Commerce環境における不審なリクエストや異常な挙動を検知できるよう、ログ監視やセキュリティ監視体制を強化することを推奨します。
- 最小権限の原則: システムの運用において、ユーザーやアプリケーションに与える権限を必要最小限に留める「最小権限の原則」を徹底してください。
一時的な緩和策
現時点では、本脆弱性に対する具体的な一時的な緩和策は報告されていません。可能な限り速やかにパッチを適用することが推奨されます。
確認方法
ご自身のAdobe Commerceのバージョンが影響範囲に含まれるかを確認してください。バージョン情報は、通常、管理画面やシステムファイルで確認できます。詳細な確認方法については、Adobe社の公式ドキュメントを参照してください。
参考情報
- CVE-2026-21294 – Adobe Commerce | Server-Side Request Forgery (SSRF) (CWE-918)
- Adobe社の公式セキュリティアドバイザリ(公開され次第、確認・参照してください)