CVE-2026-25982: ImageMagickにおけるヒープ領域外読み取りの脆弱性について

February 24, 2026 ·

概要

ImageMagickは、デジタル画像の編集や操作に広く利用されているオープンソースソフトウェアです。この度、ImageMagickのDCM(DICOM)デコーダーにおいて、ヒープ領域外読み取りの脆弱性(CVE-2026-25982)が報告されました。特定の形式のDICOMファイルを処理する際に、デコーダーが割り当てられたバッファの範囲を超えてデータを読み取ってしまう可能性があります。

影響範囲

この脆弱性は、ImageMagickの以下のバージョンに影響します。

  • バージョン 7.1.2-15 より前のバージョン
  • バージョン 6.9.13-40 より前のバージョン

修正済みのバージョンは、7.1.2-15 および 6.9.13-40 以降とされています。

想定される影響

本脆弱性が悪用された場合、以下のような影響が想定されます。

  • サービス拒否(DoS): プログラムがクラッシュし、ImageMagickの機能が利用できなくなる可能性があります。
  • 情報漏洩: ヒープメモリの内容が画像データに混入し、機密情報が漏洩する可能性があります。

攻撃成立条件・悪用状況

この脆弱性は、特別に細工されたDICOMファイルをImageMagickで処理することで悪用される可能性があります。現在のところ、この脆弱性の積極的な悪用状況については、提供された情報からは確認できません。

推奨対策

優先度:高(今すぐ実施を推奨)

  • ImageMagickのアップデート: 脆弱性が修正されたバージョンへの速やかなアップデートを強く推奨します。
    • ImageMagick 7.x系をご利用の場合は、バージョン 7.1.2-15 以降にアップデートしてください。
    • ImageMagick 6.x系をご利用の場合は、バージョン 6.9.13-40 以降にアップデートしてください。

一時的な緩和策

直ちにアップデートが困難な場合は、信頼できないソースからのDICOMファイルの処理を制限することを検討してください。これにより、攻撃のリスクを一時的に軽減できる可能性があります。

確認方法

現在使用しているImageMagickのバージョンを確認し、影響を受けるバージョンに該当するかどうかを確認してください。バージョン情報は通常、convert --version または magick --version コマンドで確認できます。

参考情報