CVE-2026-28710: Acronis Cyber Protectにおける認証バイパスの脆弱性について

March 6, 2026 ·

概要

CVE-2026-28710は、Acronis Cyber Protect 17に存在する認証不備の脆弱性です。この脆弱性が悪用された場合、機密情報の不正な開示や、システム内のデータ操作につながる可能性があると報告されています。本脆弱性の重要度はCVSS 8.1と評価されており、「HIGH」に分類されます。

影響範囲

本脆弱性の影響を受ける製品は以下の通りです。

  • Acronis Cyber Protect 17 (Linux版)
  • Acronis Cyber Protect 17 (Windows版)

具体的には、ビルド 41186 より前のバージョンが影響を受けるとされています。

想定される影響

認証が適切に行われないことにより、攻撃者がシステム内の機密情報を不正に閲覧・取得する可能性があります。さらに、システム内のデータを不正に操作される可能性も指摘されています。これにより、データの機密性、完全性、可用性に深刻な影響が及ぶ恐れがあります。

攻撃成立条件・悪用状況

本脆弱性は「認証不備」が原因とされているため、特定の認証プロセスを迂回する手法が用いられる可能性があります。現時点では、具体的な攻撃の成立条件や悪用状況に関する詳細な情報は公開されていません。しかし、重要度が高いことから、潜在的なリスクは大きいと考えられます。

推奨対策

最優先で実施すべき対策

  • 影響を受ける製品を使用している場合、速やかにベンダーが提供する最新の修正パッチを適用してください。具体的には、Acronis Cyber Protect 17 をビルド 41186 以降にアップデートすることが強く推奨されます。

中長期的な対策

  • システム全体のセキュリティ監視を強化し、異常なアクセスや操作がないか定期的に確認してください。
  • 多要素認証(MFA)の導入など、認証強化策を検討してください。
  • 定期的なセキュリティ診断を実施し、潜在的な脆弱性を早期に発見・対処する体制を構築してください。

一時的な緩和策

現時点では、具体的な一時的な緩和策に関する情報は提供されていません。可能であれば、影響を受けるシステムへの外部からのアクセスを制限し、信頼できるネットワークからのアクセスのみに限定するなどの対策が考えられます。ただし、これは根本的な解決にはならないため、速やかなパッチ適用が最も重要です。

確認方法

ご使用のAcronis Cyber Protect 17のバージョンおよびビルド番号を確認してください。ビルド番号が 41186 より前である場合、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

参考情報