概要
D-Link DWR-M960ルーターのファームウェアバージョン1.01.07において、スタックベースバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2026-2882)が報告されました。
この脆弱性は、/boafrm/formDosCfgファイルのsub_46385C関数におけるsubmit-url引数の処理に起因します。細工された引数を送信することで、リモートの攻撃者がバッファオーバーフローを引き起こし、結果として任意のコード実行につながる可能性があります。本脆弱性の深刻度は「HIGH」と評価されています。
影響範囲
- D-Link DWR-M960 ファームウェアバージョン 1.01.07
他のバージョンへの影響については、D-Linkからの公式情報を確認することが推奨されます。
想定される影響
本脆弱性が悪用された場合、以下のような影響が想定されます。
- リモートからの任意のコード実行
- システム制御の乗っ取り
- 機密情報の漏洩
- サービス停止(DoS)
攻撃成立条件・悪用状況
本脆弱性はリモートからの攻撃が可能であると報告されています。また、本脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが既に公開されており、実際に悪用されるリスクが高い状況にあると考えられます。
推奨対策
今すぐできる対策(最優先)
- D-Link DWR-M960のファームウェアを最新バージョンにアップデートしてください。D-Linkの公式ウェブサイトで提供される最新のセキュリティパッチを適用することが最も重要です。
中長期的な対策
- ネットワーク境界にファイアウォールやIDS/IPSを導入し、異常なトラフィックを監視・ブロックする設定を検討してください。
- 不要なポートやサービスは閉鎖し、最小権限の原則を適用してください。
- 定期的な脆弱性診断を実施し、潜在的なリスクを早期に発見する体制を構築してください。
一時的な緩和策
ファームウェアのアップデートがすぐに実施できない場合、以下の一時的な緩和策を検討してください。
- DWR-M960ルーターへの外部からのアクセスを制限するため、ファイアウォールで特定のポートへのアクセスをブロックする。
- 可能であれば、ルーターをインターネットから直接アクセスできないネットワークセグメントに配置する。
ただし、これらの緩和策は根本的な解決にはならないため、速やかにファームウェアのアップデートを実施することが強く推奨されます。
確認方法
お使いのD-Link DWR-M960ルーターの管理画面にログインし、ファームウェアのバージョンを確認してください。バージョンが1.01.07である場合、脆弱性の影響を受ける可能性があります。
参考情報
- CVE-2026-2882 詳細情報: https://cvefeed.io/vuln/detail/CVE-2026-2882
- D-Link公式ウェブサイト (ファームウェアアップデート情報): D-Linkの公式サポートページをご確認ください。