CVE-2026-2913: libvipsにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性について

February 22, 2026 ·

概要

libvipsのバージョン8.19.0以前に、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2026-2913)が発見されました。具体的には、libvips/iofuncs/source.cファイル内のvips_source_read_to_memory関数に問題があるとされています。

この脆弱性は、ローカルホストからの攻撃に利用される可能性があります。攻撃の複雑度は高く、悪用は困難であると評価されていますが、エクスプロイトコードは公開済みと報告されています。

ただし、開発者からの情報では、この脆弱性の影響は「4GiBを超えるカスタムのシーク可能なソースにのみ影響し、クラッシュはlibvips自体ではなくユーザーコードで発生するため、影響はごくわずか」とされています。

影響範囲

libvipsのバージョン8.19.0以前が影響を受ける可能性があります。特に、カスタムのシーク可能なソースを4GiB以上で利用している環境が対象となる可能性があります。

想定される影響

ヒープベースのバッファオーバーフローが発生する可能性があります。これにより、サービス拒否(DoS)や、特定の条件下での任意のコード実行につながる可能性が考えられます。

しかし、開発者からの情報では、この脆弱性によるクラッシュはlibvips自体ではなくユーザーコードで発生し、影響は限定的であると報告されています。

攻撃成立条件・悪用状況

攻撃成立条件

  • libvipsのバージョン8.19.0以前を使用していること。
  • ローカルホストからの攻撃が可能であること。
  • 攻撃の複雑度は高く、悪用は困難であると評価されています。
  • 特に、4GiBを超えるカスタムのシーク可能なソースを使用している場合に影響を受けるとされています。

悪用状況

  • エクスプロイトコードは既に公開されていると報告されています。
  • しかし、その悪用は困難であると評価されています。

推奨対策

最優先で実施すべき対策

  • libvipsのアップデート: 開発元から提供されている修正パッチ(パッチ名: a56feecbe9ed66521d9647ec9fbcd2546eccd7ee)を適用し、最新バージョンへアップデートすることを強く推奨します。

一時的な緩和策

現時点では、具体的な一時的な緩和策は報告されていません。影響が限定的であるとされているため、まずはアップデートの適用を検討してください。

確認方法

ご自身のシステムで利用しているlibvipsのバージョンを確認してください。バージョン8.19.0以前であれば、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。カスタムのシーク可能なソースを4GiB以上で利用しているかどうかも確認のポイントとなります。

参考情報

CVE-2026-2913の詳細については、以下のリンクをご参照ください。