CVE-2026-3971: Tenda i3ルーターにおけるスタックベースバッファオーバーフローの脆弱性

March 12, 2026 ·

概要

CVE-2026-3971は、Tenda i3ルーターのファームウェアバージョン1.0.0.6(2204)に存在するスタックベースバッファオーバーフローの脆弱性です。この脆弱性は、/goform/wifiSSIDsetファイル内のformwrlSSIDset関数において、index/GO引数の操作によって引き起こされると報告されています。リモートからの攻撃が可能であり、本脆弱性の悪用コード(エクスプロイト)が既に公開されているとされています。

影響範囲

  • Tenda i3 1.0.0.6(2204)

上記バージョンが本脆弱性の影響を受けると報告されています。他のバージョンへの影響については、現時点では詳細が不明ですが、関連する製品やファームウェアにも影響が及ぶ可能性も考慮する必要があります。

想定される影響

本脆弱性が悪用された場合、以下のような影響が想定されます。

  • 任意のコード実行: 攻撃者がルーター上で任意のコードを実行し、システムを完全に制御する可能性があります。
  • サービス拒否(DoS): ルーターがクラッシュし、ネットワークサービスが停止する可能性があります。
  • 情報漏洩: ルーターを介してネットワーク内の情報が漏洩する可能性があります。

リモートからの攻撃が可能であるため、インターネットに接続されたTenda i3ルーターは、広範囲にわたる攻撃の標的となる危険性があります。

攻撃成立条件・悪用状況

攻撃はリモートから可能であり、特定の引数(index/GO)の操作が脆弱性のトリガーとなると報告されています。最も懸念される点は、本脆弱性の悪用コードが既に公開されていることです。これにより、技術的な知識が限定的な攻撃者でも容易に脆弱性を悪用できる可能性があり、実際に悪用されるリスクが高いと考えられます。

推奨対策

今すぐできる対策(優先度:高)

  • ファームウェアのアップデート: Tenda社から提供される最新のファームウェアに速やかにアップデートしてください。これにより、本脆弱性を含む既知のセキュリティ問題が修正される可能性があります。
  • インターネットからの管理アクセス制限: ルーターの管理画面へのインターネットからのアクセスを制限し、信頼できる内部ネットワークからのみアクセスできるように設定してください。

中長期的な対策

  • ネットワークセグメンテーションの検討: 重要なシステムとルーターを分離し、攻撃の影響範囲を限定するネットワーク設計を検討してください。
  • セキュリティ監視の強化: ルーターのログを定期的に監視し、異常なアクセスや挙動がないか確認する体制を強化してください。

一時的な緩和策

  • 管理画面へのアクセス元IPアドレス制限: ルーターの管理画面へのアクセスを、特定の信頼できるIPアドレスからのみに制限することで、攻撃のリスクを低減できる可能性があります。
  • 不要なポートの閉鎖: ルーターで利用されていないポートは閉鎖し、攻撃対象を減らしてください。

確認方法

現在ご使用中のTenda i3ルーターのファームウェアバージョンを確認してください。ファームウェアバージョンは、通常、ルーターの管理画面にログインすることで確認できます。

  • バージョンが「1.0.0.6(2204)」である場合、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

参考情報